html> 意味も山もオチもない★これぞやおい



■雫■


竜崎が小さな扉の中に消える。

僕はその扉に耳をはりつけ、扉の向こうの音を脳に刻もうとする。

扉の向こうは小さな個室。主に排泄に利用される。

僕らは手錠で繋がれ、24時間行動を共にしている。風呂、寝室、そしてここもだ。
だが人間として排泄だけは見られたくはなかったので、どちらかが個室を使う時は、もう一人は 扉の前で待つ事となった。

扉は、外にいる僕を繋ぐ鎖分の隙間があり、閉じきらない。
だから耳をぴたりと扉につけて聴覚を研ぎ澄ませば、僕も竜崎の隣にいるかと思える程、室内の空気のゆらぎまで 聴こえてくる。
ジジリ、とジッパーが下がる音がする。どちらの指で下げるんだろう。やはり右?
いつもスプーンを摘まむ様に、親指と人差し指で?
衣擦れの音がする。お前の手が下着に侵入し、柔らかい性器を取り出したのだろう。
これも気になるよ。お前の細い指が、性器を支える。片手?両手?やはり摘まんでいる?

派手に水面が跳ねる音がする。
ああ、白い陶器の泉にお前の先端は、はちみつ色の液体を注いでいるんだね。

かわいい尿道口がぷわりと開く、その瞬間を見てみたい。

ぽたり、ぽたりと雫の滴る音が、僕の脳を蕩けさせる魅惑の音楽となる。

カラカラとトイレットペーパーが回る。へえ。拭くんだ。
風呂は鴉の行水なくせに、竜崎は妙なところで几帳面だ。

衣擦れの音。ジッパーが上がる。僕も次使うから流さないでなんて言ったら退くかな。 水の節約なんて言ったらどうかな。
水が渦を巻いて吸い込まれていく。僕はそっと扉から耳を離した。
まあ、そんな事言えるわけはなかったんだ、この僕が。

この僕が、男の排泄音に耳を澄ましている。

はは。

竜崎。お前に出会ってから、僕は完全に変態だ。

「お待たせしました。月くんも行きますか?」

「…僕はいいよ」

今ここに入ったら、僕はお前の残り香に興奮して自慰してしまいそうだ。

「竜崎って…拭くの?」
「は?」
欲望に耐え切れず、聞いても差し障りさそうなギリギリの質問を投げてみる。

「あ、ペーパー使ってたみたいだからさ…変わってるなって」

竜崎は僕をまじまじと見つめ、ああ、と意味を解釈した声を出す。

「ちょっと粗相しましたので蓋の裏を拭いていました。すみません」

「あ、そ う …」

はは。そうだよね。白いペーパーが竜崎の亀頭の先端に触れ、雫が滲みこんでいく 妄想を僕がしたかっただけだ。ペーパーが触れる瞬間、感じちゃったりしないのかなと 馬鹿な事を考えたかっただけだ。

馬鹿だ。

本当に。

お前に出会ってから、僕は−−−−−−−−




end







馬鹿は私だ−−−−−−−!

やまなしおちなしいみなし★YA・O・I !!

楽しいの私だけ!!

放尿萌えの白月に萌え。もう竜崎のすべてが欲しい白月に萌え。
うちの2人は基本的にラブラブにならないので
黒月は竜崎陵辱に魂を震わせますが
(ほら、実は竜崎生きてて監禁調教とかしちゃうパターン)
(確実にいつか書く)(基本ははずせない)
白月は自分を受け入れてくれない竜崎を
いつか殺しそうな気がします。デスノートで出会わなくても
いつか警視庁に入った月はLと出会い、惚れ、こうなると思う。
(下手したら白は殺した後喰うと思う。真剣だから黒よりたちが悪い)
結局キラでも白でも竜崎を殺すんだなと思う。
ほだされて竜崎が白を受け入れてくれたら、もう盲目的に
愛しちゃって竜崎を傷つける人を殺すと思う。社会的抹殺でもいい。
そして始まる2人の言い合いすれ違い。
この2人は隣り合った道を歩いているけれど交差する事はない、
そんな2人が愛しいです。
忘れる事のできない、一生縛られる相手なんだと思います。